こんにちは、なのはな(@NanohanaDouzyou)です
このページをご覧になっているということは、現在肩の痛みに悩んでいる方
または、五十肩の人を診ている方だと思います
※この記事の前半は一般の方向け、後半は医療従事者向けになっております
五十肩の原因
はっきりとした原因は、いまだにわかっていません
現在編集中です。もう少々お待ちください
回旋筋腱板(以下ローテーターカフ)とは
ローテーターカフは肩を動かす際にしっかりと上腕骨を肩甲窩に固定し、大きな力を発揮するところだと思ってもらえばいいです。
ローテーターカフは上腕骨に付着し、肩甲骨の運動を行う筋肉の総称で、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つから構成されています
棘上筋
起始:肩甲骨の棘上窩
停止:上腕骨の大結節
作用:肩関節の外転
神経支配:肩甲上神経C5
棘下筋
起始:肩甲骨の棘下窩
停止:上腕骨の大結節
作用:肩関節の外旋
神経支配:肩甲上神経C5〜6
小円筋
起始:肩甲骨の外側縁の上2/3
停止:棘下筋停止部の下、上腕骨の大結節
作用:肩関節の外旋
神経支配:腋窩神経C5
肩甲下筋
起始:肩甲下窩
停止:上腕骨の小結節
作用:肩関節内旋、水平内転
神経支配:肩甲下神経C5〜7


起始、停止の覚え方
起始:棘上筋、棘下筋、肩甲下筋は「筋」を「窩」に変えると起始部になります!小円筋は頑張って覚えてください笑
停止:棘上筋、棘下筋、小円筋は(上腕骨)大結節。
肩甲下筋だけは(上腕骨)小結節。
なので、肩甲下筋だけ小結節。あとは大結節と思うと覚えやすいです!
触診方法
起始と停止を覚えたらあとは触り方です!
棘上筋
1.肩甲骨の上角、肩甲棘を探す。
2.肩甲棘から上腕骨へたどり、肩峰を探す
3.肩甲骨の上角、肩甲棘、肩峰の端を結んで出来る三角形が棘上筋です。
棘下筋
1.肩甲棘を探す。
2.上腕骨の大結節を探す。
3.肩甲棘の直下で触診出来るものが棘下筋です。


小円筋
1.肩甲骨外側縁を探す。
2.上腕骨の大結節を探す。
3.肩甲骨外側縁の上2/3から上腕骨の大結節まで向かっている束が小円筋です。
肩甲下筋
1.腋窩から後方に圧迫し、肩甲下筋の外側を探す。
2.1から上腕骨の小結節まで触診出来る。
※痩せ型の方は触診可能ですが、肥満の方は難しいです。
筋肉の構想がわかれば
動きがわかる!
触ることが出来る!
リハビリが出来る!
筋トレで筋肉を意識出来る!
これから作業療法士、理学療法士になられる方は、まずは筋肉の付き方を覚えることが大切です!!
少しでも参考になれば嬉しいです。
参考・引用文献
基礎運動学 第6版 中村隆一、齋藤宏、長崎浩
クリニカルマッサージ 第6版 James H.Clay、David M.Pound
運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢 改訂版第2版 青木隆明、林典雄